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出会いは、一冊の本から
中目黒スマイル「幸せ親子づくり」の田中彩子です。
私がアドラー心理学に出会ったのは、自分の育児の悩みを解消しようと、図書館で育児書を読み漁っていた時でした。
当時、私は、2年生の娘がなんとなく自信がなさそうにしていることが気になっていて、2歳の息子との接し方もよくわからず、育児の方向性を見失っていました。
このままではいけないと、育児の指針を求めて読んだ本は100冊以上。
そんなとき、たまたま出会ったのが「アドラー心理学の育児」について書かれた本でした。
それを読んだときに、「これだ!」という、他の育児書とは明らかに違う感銘を受けました。
アドラーの考え方はまさに、「自分の人生に必要なもの」、でも「今までは欠けていたもの」。そして「自分の子どもにも伝えたいこと」でした。
さらなる学びを求めて
私はアドラー心理学についてもっと深く学びたくなり、アドラー心理学のセミナーを多く開催しているヒューマンギルドの門を叩いたのです。
最初に受けたアドラー心理学の講座「SMILE」は、アドラー心理学をベースとした親子関係を学ぶ講座。新たな学びはとても楽しく、毎回、時間があっという間に経ってしまいました。
SMILEでは、学んだことは「課題」として、家で実践しなくてはなりません。
私は早速、娘と息子に毎日、実践しました。
言葉がけを変えたり、私が考え方を変えたり、間をおいて子どもの反応を待ったり。
従来の育児法や私の常識とは全く違う育児法だったので、最初は戸惑うこともありました。
人は、自分が育ったように自分の子どもを育てようとするものです。
そして、自分が親にされて嫌だったことは子どもにしないようにするかもしれません。
どちらも、ベースにあるのは「自分の親の育児」です。
でも、アドラー心理学の育児は、それを超えた「新しい育児の考え方」です。
だから最初はとっつきにくいのです。アドラー心理学の育児を実践するのは、本当に大変でした。
SMILEは「課題」を提出しないと修了できない講座です。
私は、子どもたちに対して毎日、勇気づけながらの育児を心がけました。
アドラーの育児は、即効性はない「漢方薬」のようなものだとSMILEで学びました。
今振り返ると、その通りだと思います。
1日か2日、子どもへの接し方を変えてみたところで、大きな変化がすぐ現れるわけではありません。
でも、「課題」をこなすために毎日続けて数週間たつと、自分も子どもも変わってきたのが明らかに分かりました。
少しずつ雲が晴れて、そこに希望が現れてきたような感じでした。
自分と子どもに、こんな変化が…
私は、このような大きな変化がありました。
☆ 子どもを叱る回数が大幅に減った。
☆ 声がけを工夫できるようになった。
☆ 育児の明確な指針ができた。
☆ 前向きになった。
☆ 「ありがとう」が増えた。
☆ 人間関係全般の悩みが減った。
☆ 育児が楽になった。
☆ 育児が楽しくなった。
☆ 育児以外も、人生全般が楽になった。
娘(当時7歳)は、
☆ むくれることが減って笑顔が増えた。
☆ 私に対しても弟に対しても、思いやりのある発言が増えた。
☆ 「ありがとう」が増えた。
☆ 「ママ大好き」が増えた。
☆ 進んで手伝ってくれるようになった。
息子(当時2歳)は、
☆ 「ママ大好き」が増えた。
☆ 幼いながらも、思いやりのある発言が増えた。
☆ 泣く回数が大きく減った。
☆ 癇癪がおさまってきた。
☆ トイレトレーニングが驚くほどスムーズに終わった。
私たちの親子関係は、少しずつ、でも大きく変わったと思います。
「学ぶ人」から「伝える人」へ
これはやはり正しい道なのだと、アドラー心理学にますます惹かれた私は、ヒューマンギルドのアドラー心理学講座や勇気づけ講座で学びを続けました。
そして、育児だけでなく、自分の主宰している英語教室でも、生徒さんにアドラー心理学の勇気づけをベースとした接し方を心がけるように。
子どもたちへの声がけをかえることで、子どもたちの自信ややる気も変わってくることを実感しました。
このころ、アドラー心理学は自分にも育児にも教育にも最高のアプローチだと改めて実感した私は、「学ぶ人」から「伝える人」になりたい思いが強くなってきました。
そして、日本支援助言士協会でELM勇気づけリーダー講座を受講し、アドラー心理学のELM勇気づけ講座を開催することになったのです。
私自分が実践して変化を実感してきた、アドラー心理学の勇気づけ講座。
自信をもって育児に携わるすべての方にもおすすめします。
この想いが、必要としている方に届きますように。

田中彩子

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