「あきらめないで乗り越える」強い力を育む こどもレジリエンス講座(ステップ2)開催レポート
中目黒スマイル「幸せ親子づくり」の田中彩子です。
今日は、こどもレジリエンス講座(ステップ1)を昨年受講してくれた子どもたちを対象に、後半のステップ2講座を開催しました。
病気などで2名欠席となり、残念でしたが、4名の小中学生が集まってくれました。
久々に出会った子どもたちは、だいぶ大人びたように見え、話をしていると精神面でも大きな成長を感じることができました。
お互いに初対面の子たちもいましたが、すぐに打ち解け、楽しく講座を進めることができました。
ユニット2「気持ちと仲良し」
講座では最初に、ステップ1の講座を振り返ってみました。
前回レジリエンスの説明をするのに使ったアイテムをいくつか持っていきましたが、「あ、覚えてる」「こういう話だった」と、詳細まで記憶に残っている様子で、安心しました。
その後、今日最初に学んだユニットは、「気持ちと仲良し」。
さまざまなアプローチで、自分にも他者にもいろいろな「気持ち」があることを確認しました。
ポジティブ感情とネガティブ感情について、そして、こころと身体がつながっていることを理解できたと思います。
大人でも、自分の本当の「気持ち」に気づくことが難しいときがあります。
自分の気持ちや感情について理解することが、レジリエンスを高める第一歩となります。
ペアワークで話し合い。
高学年の生徒が、低学年の生徒をうまくリードしてくれました。
全体で意見交換。
他の人の考えが自分とは違っても、全然OK!
自分と向き合うさまざまなワーク。
「もっと自分と向き合う必要があるみたい」と大人っぽい感想を言ってくれた女の子も。
ユニット3「気晴らしの魔法」
同じ状況でも、その状況のとらえ方で、自分の気持ちや人間関係が変わることについて、事例をもとに考えるワークや話し合いを通じて学びました。
ネガティブ感情への対応の仕方を身につけ、役に立つ気晴らしと役に立たない気晴らしがあることも伝えました。
人によって、役に立つ・立たないの考え方が違うこともあり、面白い発見も多かったようです。
「気晴らしの魔法」のワークが人気でした。
自分の呼吸に集中するマインドフルネスの練習です。
子どもでも分かりやすくできるように、お気に入りのアイテムを持ってきてもらって行いましたよ。
こちらは、今までにない方法で時間をかけて食べ物を味わい尽くす、同じくマインドフルネスのワーク。
何をするのか、興味津々で取り組む子どもたち。
最後には、子どもたちひとりひとり、さまざまな「気晴らしの魔法」を考えてくれました。
ユニット5 「レジリエンスの4つのパワー」
自分のレジリエンスに必要な4つのパワー「らしさ」「できる」「きずな」「大好き」について学びました。
自分と他者の強みを活用し、自分の成功体験に目を向けて困難を乗り越えてきたことを自覚できたと思います。
人との関係性を理解し、他者と良い人間関係を築く練習を経て、普段の自分の態度や人間関係の重要性についても学びました。
強みシールを使いながら、「強みの木」をつくっているところです。
お互いに協力し合って、ひとりひとりの「木」ができあがります。
講座中に、子どもたちは他の子たちのことをよく観察し、素敵な「強み」をそれぞれプレゼントしていました。
こどもレジリエンス講座では、レジリエンスについて理解を高めるために、ワークブックを使用しています。
講座後も、ワークブックの内容や講座での学びを振り返り、自分や他者について、そしてレジリエンスについてさらに考えるきっかけにしてほしいです。
講座の最後に、子ども達に講座の感想を聞きました。
「学んだことは、日常生活でいろいろ使えそう」「マインドフルネスのワークが面白かった」という感想が多かったです。
講座で学んだことはぜひ、日々の生活で取り入れていってほしいと思います。
「こどもレジリエンス講座」は今後も開催予定です
2019年から、学校の長期休暇ごとに「『あきらめない』『乗り越える』強い心を育むレジリエンス講座」を開催予定です。
お子さんに「あきらめない」「乗り越える」力をつけてほしい皆さん、こちらから「こどもレジリエンス講座」についてご覧ください。
中目黒スマイルの「こどもレジリエンス講座」
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田中彩子

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