「子どもたちが喧嘩する!」
中目黒スマイル「幸せ親子づくり」の田中彩子です。
アドラー心理学・勇気づけコミュニケーション講座の受講者さまの育児の悩みで多いのが、これです。
「子どもたちの喧嘩にどう対処すればいいのかわかりません」
お子さんが2人以上いるご家庭では、子ども同士の喧嘩も多いと思います。
我が家の場合
我が家も、6学年差の兄弟ですが、よく喧嘩をします。
アドラー心理学の勇気づけを学び始めてしばらくした頃、こんなことがありました。
子ども達が2人で先にお風呂に入っている間に、息子の泣き声が廊下まで聞こえてきました。
何やら喧嘩をしているようです。
どうしたの?と私が聞くと、今度は娘が泣き出しました。
いつものパターンです。
たぶん、娘が息子に何かをして、息子がその仕返しに娘に水をかけたとか、そんなことだろうと思いました。
そこで私もお風呂に入って、2人にそれぞれ話を聞きました。
もちろん、娘には娘の言い分が、息子には息子の言い分がありました。
少し食い違っているのですが、真実はわかりません。
それを追求しても仕方ないので、私はそれぞれに共感しました。
娘には、「あ、それは嫌だったよね!」。
息子には、「あー、そんなことされたら怒っちゃうよね」。
うなずく2人。
さらに一歩踏み込んで、娘には「でも、〇〇君も嫌だったかもしれないよね」。
息子には、「〇〇ちゃんも怒っちゃったんじゃない?」
またうなずく2人。
「じゃあ、どうしようか」と言うと、「もうやらない」と息子が言いました。
「ごめんね」と娘が言いました。
息子も「ごめんね」と言いました。
これで終了です。
いつもこのようにうまくいくわけではありません。
でも、特に誰も嫌な思いをすることなく、解決できました。
以前の私だったら、娘に「お姉ちゃんなんだから、何かされても我慢しなさい」とか「もう〇歳なのにそんなに泣いてどうするの?」と言ってしまったと思います。
私自身も弟がいて、親からそういう言葉をかけられるのが大嫌いだったのに。
親は、自分の言いたいことを子どもに伝える前に、まずは子どもに共感!
そして、言いたいことを子ども自身に言わせてみると、いろいろ違う景色が見えてきます。
そうすると、子どもを無意味に傷つけるようなことは減り、子どもにも円満解決の道を示せるようになります。
「幸せ親子」づくりを始めませんか?
自分や子どもの幸せは、まずは勇気づけから始まります。
親子で幸せになれる「アドラー心理学の勇気づけ」について学びたい方、中目黒スマイルの講座でお待ちしています!
中目黒スマイルのアドラー心理学・勇気づけコミュニケーション講座

田中彩子

最新記事 by 田中彩子 (全て見る)
- アドラー心理学・勇気づけ講座の受講者様のご感想 - 2019年11月14日
- 年内最後のアドラー心理学単発講座です! - 2019年9月19日
- 「あきらめないで乗り越える」強い力を育む こどもレジリエンス講座(ステップ2)開催レポート - 2019年8月19日